2008年10月17日

セキュリティネット

クラブの発表によると、
明日の試合から(試験的に)セキュリティネットが設置される。

http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_4351.html

物の投げ込みを防止したいらしい。

誰かが何かを投げても
高さ5mのセキュリティネットがあるから大丈夫。
そういう発想なのだろう。

大手マスコミの報道では、
なんと「ノーモア暴動」などと書かれている。
あのG大阪のバカ野郎の病的な暴力行為を
簡単に「暴動」という言葉で片づけて良いのか。

あの日、現場にいた1人として憤りを覚える。

騒動は、正確には2度あったが、
世間一般が知っている報道では、
ざっくりと一つにまとめられてしまっている。

無理もない、
マスコミの記者なんて、(現場には)いなかったんだから…。
実際には、自分の目で見ていないのに
適当なストーリーを作ってしまった。

迷惑な話しである。

あの時を振り返ってみよう。

ヤツらは試合の前から2時間以上、水風船を投げ続けた。
その他、いろいろな物が飛んできた。
浦和のサポーターで被害を受けたのは1人や2人ではない。
当然、投げ込みを止めさせるように
南の人々はシミスポや警備員に抗議した。
でも、何もしなかった。
警察官が現われても、まるで動かなかった。

結局、ケガ人が出たり、
流血する人が出た時点で、自制が失われた。

シミスポ・警備員・警察官の怠慢がなければ、
騒動なんか起こらなかった。

実を言えば、
騒動を起した連中は昨季も執拗な嫌がらせをしていて
何度もシミスポや警備の人間に抗議をしていた。

しかし、
何が起こっても特権階級には伝わらない。
冷ややかに「知らない」で済ませてしまう体質が
すでにあったのだ。

結局、(今回も)クラブ側の考えは、
シミスポ・警備員・警察官は、これまで通り。
つまり、何もしない。
でも、万が一、誰かが何かを投げた場合、
5mのセキュリティネットが阻止してくれる。

実にふざけた態度だ。

クラブのヤツを捕まえて、
2時間、水をかけ続けても
彼らは怒ることなく我慢しているのだろうか。

まるで他人事の偉い連中に無性に腹が立つ。

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