2008年7月26日

「秋春」シーズン制について

犬飼会長が、早速、動き出した。
スタンドプレーが彼の特性であることは、
もう言うまでもないが、
前任者が酷すぎたため、なんでも「改革」に映る。
面白い。

「秋春」制については、以前から反対意見が多いが、
いずれも無理やりな感は否めない。

(1)雪国では試合・練習が出来ない
(2)観客動員に影響する
(3)新人選手の加入がシーズン途中になる

こんなところだろうか、

(1)について、私は大きな疑問を持つ。
たしかに雪の多い地域では、練習は難しく、
こうした土地をホームとするクラブには不利だ。
また、試合会場へのアクセスも難があり、
スタジアムもヨーロッパのような設備は整っていない。
これが(2)に繋がることは否めない。

でもさ、
サッカーって、本来、冬のスポーツなのではないか?

冬にサッカーをしたくないのなら、
別に無理をすることはない。
スキーでもアイスホッケーでも楽しめば良い。

Jリーグに移行する前、
つまりJSLの時代は「秋春」制だったはずだ。

プロ化するために、
収入源として「夏休み」が必要だった。
ただ、それだけ。

時を経て、
人気クラブは季節を問わず客を呼べるようになった。
一方で、
駄目クラブは季節を問わず客が呼べていない。

Jリーグは、
夏場に週2試合という過酷な日程を選手に強いている。
これにより、
秋以降は疲れ果てた選手たちの我慢比べとなり、
負傷や不調の原因となる。

また、現行の日程のままでは
代表レベルの選手たちが、まったく休めない。

このままでは、選手はボロホロになってしまう。

私は、選手を大切にしたい。

秋からシーズンが始れば、
選手たちは良いコンディションで、ベストが尽くせる。
このほうがJリーグの反映に繋がる。
こう考えるのが普通ではないか。

真冬には、
当然「ウインターブレーク」が設けられるだろう。
冬期は、雪の少ない地域での試合を増やすなど、
工夫は幾らでも出来る。

(3)については、
新人が開幕から出場する例なんて(最近は)少ない。
ユースの選手なんて、
トップの試合に出場できるなら、
時期は、いつでも構わないのではないか。

入学式は、桜が咲く時期という発想と同じ。
つまらない拘りには意味がない。

最後に、
サポーターにも夏休みは必要ではないか。
一年中、クラブと共に行動している人々にも
家族サービスのチャンスを与えるべきだ。

死ぬまでサッカーを楽しめる環境を整えることは
悪いことではない。

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